LIMITED EDITION 20 PIECES

REFERENCE 1140L RG BROWN

チョコレートブラウンのギョーシェ文字盤は、
ウルバンヤーゲンセン独自の青い針と
ローズゴールドのアラビア数字に美しい背景をつくり出しています。
自社製P4ムーブメント搭載。

GUILLOCHÉ DIAL

HANDS

TEARDROP LUGS

GOLD ARABIC
NUMERAL APPLIQUES

GUILLOCHÉDIAL

ウルバンヤーゲンセンによって製造された上質なギョーシェ彫りのソリッドシルバーの文字盤は、最大700個の作業を必要とし、完了するまでに2日間の手作業が必要です。これらの作業は特別な機械で実行され、そのいくつかは1世紀以上前のものです。

非常に複雑なパターンの選択により、ウルバンヤーゲンセンのハンドギョーシェダイヤルの表面のきらめく印象のディテールが生み出されます。このパターンとスケーリングには芸術性があり、パターンのタイプや複雑さ、粒子のサイズといった間に適切なバランスを保っています。

HANDS

今日のほとんどの時計の針は、工業的に設計および製造されています。多くは、構造にある程度の強度を与えるために、おそらく中心線に折り目が付いた単純な打ち抜き形状です。ブルーイングはほとんどの場合、化学的に行われます。しかし、ウルバンヤーゲンセンの針は手作りです。個別に研ぎ澄まされ、磨かれ、組み立てられ、ウルバンヤーゲンセンの独特な色合いに青焼きされた複数の部品で構成されています。

針のスチールアームは、厳選されたスチールからカットされ、完璧な形状とフィット感に手作業で仕上げられています。ゴールドアームはソリッドゴールドで作られています。細粒のダイヤモンド紙で丁寧に磨き、秘密の種類の乾燥木材を使った鏡面研磨で終了します。最後に、アームは焼きよって青くされ、完璧なウルバンヤーゲンセンのネイビーカラーに到達します。

時針の目の部分は、同心円状にダイヤモンドで研磨された純金のインサートであり、正確なフィット感によって所定の位置に保持されます。この部分は非対称の形状で設計されており、文字盤の中心から針の先端に向かってボリュームを先細りにすることで、針全体の優雅さを高めています。

針用のソリッドゴールドのセンターカノンは、精密な旋盤で回転され、鏡面研磨されています。次に、針の腕をカノンの周りに慎重にリベットで留めて、完璧にフィットさせます。
ウルバンヤーゲンセンの針は、非常に熟練した技量を何時間も必要とするもので、今日の他の時計には見られない独自の重要な特徴です。

ウルバンヤーゲンセンでは、こうした時代を超えた伝統を尊重することの意味を明確に表現しています。

TEARDROP LUGS

ウルバンヤーゲンセンのティアドロップラグは、ケースの一体部品として簡単に機械加工される工業製品とは異なり、ひとつひとつが鍛造、熱処理、手作業で研磨され、ラインが見えないように、ケースにはんだ付けされています。

ティアドロップセットをつくりだすには、50トンの圧力でラグの形状を少しずつ鍛造するプロセスを5〜8サイクル必要とします。頑丈なラグがもろくなるのを防ぐために、各鍛造サイクルの後に、冷却期間を設けて約800度のゆっくりとした熱処理によって金属の張力を解放する必要があります。使用される金属の組成のわずかな変化は、経験によってプロセスを調整する必要があることを意味します。この結果、最初のプロセスでは、非常に小さなシリーズであっても、基本的な鍛造ラグの形状に到達するために1日かかる作業が必要になります。次に、ペアになったラグをベースから分離して、慎重にフライス加工し、ケースはんだ付けに最適な手磨きが施されます。

個々のラグをケースにはんだ付けするプロセスは秘密です。これを行う正確な方法には、可能な限りの最高品質の完全なはんだ付けを行うと同時に、すべての角度でラグの完全な形になり、はんだ付けのラインが見えないようにするための並外れたスキルが必要です。必要な温度は、プラチナでもゴールドでも、使用する材料の融点に近いため、非常にデリケートなプロセスです。

こうした繊細な作業の結果として得られるケースデザインは、その純粋なエレガンスとクラシックな制作方法で息を呑むほどの美しさですが、時間と手間のかかる手作業のプロセスの難しさとコストのために、この技術は今日ではめったに使用されません。

ウルバンヤーゲンセンでは、このラグは貴重で象徴的な部品です。